准認定ファンドレイザー試験は過去問集などがありません。
でも大丈夫!
試験の範囲をしっかり理解しておけば過去問がなくても大丈夫です。
多少暗記は必要です。
試験の範囲
試験は「認定ファンドレイザー必修研修テキスト」と「寄附白書」から出題されます。
詳しい試験の出題範囲については、必修研修を受講する際に送られてくる「必修研修テキスト」と一緒に案内が入っていますので確認してください。
寄附白書はインターネットで購入できます。
Amazonでも、ファンドレイジング協会のHPからでも購入可能です。
価格は3,000円+税です。
どんなことを覚えたらいい?
必修研修で講師の先生が「ここは試験に出ます」と言ったところはだいたい出ます!
しっかり研修を受講しましょう。
あとはこんなところが出題されました。
寄付の歴史
日本における寄附がどんな流れで今日まで続いているのか、ヨーロッパやアメリカなど外国における寄附の文化はどのようなものかといった概要が出題されます。
テキストに掲載されている各国の寄附金の規模はおさえておきましょう。
ファンドレイザーの倫理
ファンドレイジング行動基準・ガイドラインについて出題されます。制定された会議の時期と名前(2006年12月International Summit on Fundraising)、どんな会議だったのか理解しておきましょう。
理事会の役割
理事会のタイプの4段階(特に何もしない理事会→経営管理をやる理事会→社会的影響力のある理事会→ファンドレイジング型理事会)を理解しましょう。
4段階のそれぞれの名称が空欄になっていて、記述する問題が出題されたり、それぞれの段階について記述する問題が出題されたりしますので、しっかり理解しておく必要があります。
ファンドレイジングサイクル
ファンドレイジングの7つのステップについて、何も見ないでも言えるくらいまで暗記しましょう。
あわせて、それぞれのステップでどんな点がポイントとなり、どんなことを行うのか理解しておきましょう。
ドナーピラミッド
これも、各段階の名称を暗記することと、各段階がどのような状態であるのか理解しておきましょう。
また、その状態から1段上の段階にのぼるためにはどんなはたらきかけができるのかといった具体的な行動を記述する問題もあったりしますので、自分ならどんな行動をとるか、どんな行動が有効なのか考えておきましょう。
税制
寄付を取り巻く税制について理解しておきましょう。
所得控除と税額控除の違い、計算方法などを理解する必要があります。
また、寄付税制を受けられる法人と必要条件についても理解する必要があります。
これらの点が出題されました。選択式でも細かい違いの選択肢があったり、何のヒントもなく記述式の問題が出されたりするので、「ここは出ますよ」と言われたところの名称や数字はなんとなくではなく、しっかりと覚えておきましょう。
おススメの選択研修(オンライン研修)
オンライン研修の中で、これは試験に特に役立ったなと感じたものを紹介します。
どの研修を受講しようか迷っている方は参考にしてみてください。
ファンドレイジングの視点から見た寄付税制活用法
試験の出題範囲にも入っていて、必修テキストでも寄付税制について扱う部分はありますが、必修テキストだけで理解するには少し難しいです。
このオンライン研修では、その寄付税制についてしっかり学ぶことができるのでおススメです。
寄付の「ホント」を寄付白書から学ぼう!
試験には寄附白書からも出題されますが、必修研修では寄附白書を使用することはありません。自分で理解しておく必要があるのですが、その寄附白書についてしっかり学ぶことができるのでおススメです。
また、練習問題と課題が試験を意識したものとなっているので、試験のイメージがつきやすくなるのもおススメのポイントです。
遺贈寄付で重要となる法務・税務編
これも、寄付に関する法律や税金について学ぶことができる研修です。遺贈寄付をおこなう寄付者はドナーピラミッドにも登場しますので、ドナーピラミッドの理解も深まります。
寄付税制とあわせて受講すると、関連する部分もあるため、より理解が深まっておススメです。
以上、特に出題されたポイントと、おススメの選択研修を紹介しました。
必修研修の内容をしっかり理解して、自分だったらどのような行動をとるか考えながら選択研修を受講しましょう。
無事に合格することを祈っています。